様々なシーンで活躍するカーボンファイバーは、未来を拓く先端素材として世界的に需要が高まっています。
そうした市場の中で、私たちは培ってきた技術とコミュニティーをもとに、環境負荷を低減する取り組みを進めています。
3R(リユース・リデュース・リサイクル)の取り組みに加えて、資源そのものの循環も目指した経済活動である「サーキュラーエコノミー」。
日本ポリマー産業では、原料となる炭素繊維を廃棄ではなく循環させることでサーキュラーエコノミーに貢献し、地球環境への配慮にもつながる事業展開を行なっています。
大手炭素繊維メーカーで出る、消費前の製造工程や成形過程で出たバージンクオリティの廃棄材であるポストコンシューマーを原材料として、チョップドファイバーなどの製品生産を行っています。
また、世界中から集まるCFRP製品の廃棄材(ポストコンシューマー)をリサイクルし、取り出したカーボンファイバーで新たな製品を生み出しています。
鉄よりもはるかに軽量でありながらも10倍の強度を持ち、熱伝導性・耐熱性・電気伝導性など圧倒的な素材力を持つカーボンファイバー。その活躍する場と需要は年々増加していく一方です。
日本ポリマー産業は、カーボンファイバーのプロとしてその素材が持つ力を最大限に引き出す製品づくりを行っています。カーボンファイバーと向き合い続け、蓄積してきた経験と技術でより良い社会の構築に貢献しています。
プレコンシューマー
原料ソースであるプレコンシューマーは、国内や海外の大手炭素繊維メーカーから仕入れています。また、リサイクルして有効活用させるポストコンシューマー(航空機のストリンガーや水素タンク、ゴルフシャフトなどCFRP製品の廃棄材)が世界中から集まっています。
チョップドファイバーを中心とした、ミルドファイバー、ペーパー、フェルト、プリプレグなど定番品の生産だけでなく、製品の特性を引き出すためのテーラーメイドによるカスタマイズ生産や、ハイクオリティなOEM生産も行っています。
長年行ってきた「BtoB」の事業形態だけでなく、エンドユーザーに向けて自社ブランドのオリジナル商品やパートナー企業とのコラボ商品を企画・開発・製造・販売する「BtoC」事業も併せて展開しています。素材はすべてポストコンシューマーを有効活用した環境配慮素材です。新たなネットワークと共に、新たなステージに向かって常に挑戦をしています。
パートナー企業とのコラボレーションにおいて、日本ポリマー産業は素材ベンダーとして活躍しています。高品質なチョップドファイバーやペーパーなどを素材として、誰もが楽しめる商品を開発しています。
カーボンを使用した商品を企画・製造する上で、長年培ってきたカーボンファイバーのプロとしての経験と技術を発揮しています。強さや軽さ、加工製の高さだけでなく、より細かな特性を引き出すために日本ポリマー産業の技術が活かされています。